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お米の状況について

更新日:2024/10/21

6年産新米に関して

 
令和5年産業者間取引の高騰を受けて、令和6年産の生産者への概算金(一時金)が大幅な値上げとなっており、更に米不足を背景に概算金を更に大幅に上回る価格で農家への庭先集荷が活発になっております。

国全体の在庫状況は非常に悪く、農林水産省より発表された2024年6月末在庫(6月末の在庫を指標として基本政策が決定される重要な指標)が156万tと平成11年の調査以来過去最低となりました。また、2025年6月度の予測が152万tと更に減少見込みとなっております。非常に低い在庫水準からの9月新米スタートになった為、米がスーパーの棚から消える現象が起こりました。

その影響で千葉県、茨城県産新米が取り合いの様相となったことも価格吊上げの要因となっております。
令和5年産同様に、インバウンドを含む需要が好調、生産者の高齢化による基本的な作付面積の減少傾向と単位面積当たりの収量減少傾向は続くと考えられます。
この状況から、昨年10月時新米の納入価格から200円/kgを超える値上げがほぼ確実です。

一方、主食用作付面積に関しては、10a当たり予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)は683万3,000t(前年産に比べ22万3,000t増加)でした。これを地域別にみると、北海道、東北及び関東においては、5月以降、おおむね天候に恵まれ、全もみ数が平年以上に確保されたこと等から、昨年対比で収量の増加が見込まれています。 北陸、東海、近畿、中国、四国及び九州においては、一部地域で5月下旬から6月上旬にかけての低温や6月下旬から7月中旬にかけての断続的な日照不足等の影響があった影響もありながらも多くの地域で総じて天候に恵まれたことから昨年並の収量が見込まれています。

 

図2